新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、介護施設でクラスター発生など、感染予防や感染症対策に苦慮されているかと思います。もちろん、クラスター対策班からのご指導などもありますが、まずは自施設を自分たちで守ることが重要です。

　そこで、本研究では、施設に勤務する介護職の皆さまが感染制御、感染症対策を担うことができれば入所者、利用者やその家族の安心安全につながると考え、「感染制御門介護職の養成プログラム構築」研究班を立ち上げました。感染制御、感染症対策を専門的に学んだ介護職がその施設の特性に合わせて適切に対応し、万が一施設内に感染症が持ち込まれても封じ込めが可能となることが本研究の最大の意義となっています。

　ぜひ、多くの介護職の皆さまに、本プログラムをご活用いただき、安全で安心な介護サービスの提供を継続していただけますよう、研究班として取り組んでまいります。

研究代表者　茨城県立医療大学
医科学センター教授　桜井直美