体験談

感染制御介護職員養成プログラムに参加して

参加したきっかけは自分の施設でコロナ感染症が流行したことです。感染症についての知識が不足していたため、業務をする中で不安や疑問を抱えていました。正しい知識を身につけ、過剰に恐れないよう適切な対応ができるような職員になりたいと思い参加しました。

 受講当初は感染症の講習は難しいのではないかと思っていましたが、各分野の動画を見て勉強していくスタイルなので自分でもできそうかなと思いました。実際に始まってみると、担当の先生方が難しい用語や内容をわかりやすく説明してくださったおかげで、とても理解しやすかったです。また、動画はいつでも視聴できるため、隙間時間を活用して自分のペースで学習することができました。学習内容は自分達の施設で流行りやすい感染症を中心に学べるので、実践にとても役立つことができて、さらに色々と知識を深めたいという気持ちが強まったことを思い出しました。

このプログラムでは感染症の予防と制御について学び、それぞれの感染症についての知識や対処方法を学ぶことができました。感染症対策の基本である手洗いや手指消毒について学んだり、感染リスクの軽減方法や事例のよるシミュレーションなど、実践的な活用できるスキルを身につけることができます。例えば、実際にPPEの脱着や手洗いを行い、自分はどの部位に菌が付着しやすいかという癖を知ることで感染から身を守る方法を学んだり、他の参加者と協力して演習を行い、チームワークとコミュニケーションが感染症制御には不可欠であることを学びました。感染症対策は1人で抱え込まないで他の職員と協力しながら行っていくことが大切だと学びました。参加者は同じような介護職員中心なので悩んでいるところが同じ傾向であったり、悩みや失敗談を共有することで実践にも活かしやすいと感じました。また、正しい知識と方法を身につけることで、利用者や仲間のスタッフを守ることにつながっていることに気がつくことができました。そしてその家族の生活にも言えると思います。自分が適切な対応することで感染を広げたり、感染源を持ち込んだりすることを少しでも防げると思います。普段、経験できない菌の培養実験やPCR検査の体験もでき、貴重な経験となりました。

 今後は自分の施設で感染症を広げないよう、正しい知識と方法を活用して対応していきたいと思います。

上級プログラム受講生 Kさん
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