
新プログラム全体シラバス
プログラム全体
【到達目標】他職種と協力・連携しながら自ら考えて施設内の感染制御を実践できる。
【教育目標】
① 感染制御についての正確な知識と技術を持つ。
② 状況にあわせ、修得した知識を活用して適切な技術で対応できる。
③ 他職種と連携して感染制御活動が実践できる。
④ 多職種と連携し、施設内感染が発生(疑いも含む)した場合、感染拡大を防ぐ行動
がとれる。
⑤ 感染制御に関する情報を収集し、施設内で共有することができる。
⑥ 感染制御に関するガイドライン等から自施設に必要な内容を具体化したマニュアル
を作成できる。
⑦ 他の介護職員に適切な感染制御の知識と技術の指導ができる。
【プログラム概要】
対面 → オンデマンド → 対面 → 自施設での実践 → 認定証の発行


*スケジュールの例:GWの日程や実践中の業務との調整でスケジュールが延長する場合もあり
約6か月でのプログラム修了を予定しています。
初回対面での実施内容
【到達目標】最小限必要な知識を活用して感染予防の基本的な行動がとれる。特に、標準予防策、経路別予防策を正しく理解し実践できる。
【教育目標】
1. 感染・感染症をコントロールするための基本的で正確な知識と技術を持つ。
2. 状況に応じ適切な個人防護用具(PPE)を選択できる。
3. PPEを適切に着脱できる。
4. PPEを安全に廃棄できる。
5. PPE着用が必要な場面、タイミングの判断ができる。
6.施設内で感染症が確認された時に必要な物品の準備を含めた基本的な対処について
グループで導き出すことができる。
【実施スケジュール】
9:00 受付開始
9:30~10:30 説明+講義(感染と感染症、感染予防、標準予防策、経路別予防策、
消毒 各15分)
10:40~12:10 実技(PPEの安全な着脱と廃棄)
13:10~15:10 グループワーク
15:20~16:00 オンデマンド説明、質疑応答、アンケート等
オンデマンドでの実施内容
【到達目標】感染制御に必要な微生物や検査、法制度、感染症の疫学についての基礎知識を習得する。習得した基礎知識を応用して、感染症集団発生時の基本的な対応が立案できる。
【教育目標】
1.感染制御についての正確な知識と技術を持つ。
2.老人施設でよくみられる感染症の原因微生物について説明できる。
3 感染症に罹った時の体の反応の概略について説明できる。
4.予防接種の種類とその効果について概説できる。
5. 感染症の主要な検査方法について説明できる。
6. 感染症やその予防に関する法制度について説明できる。
7.疫学の基礎、研究方法、パイアス、因果関係について説明できる。
8.感染症の疫学について説明できる。
9.施設内で感染症の集団発生時に、必要な物品やゾーニングの準備、疫学調査を含めた
基本的な対処を立案できる。
【学習項目】*回数は変更になる場合があります。
- 代表的な感染症と原因となる病原微生物 10回
- 感染症罹患時の体の反応 4回
- 予防接種の種類と効果 1回
- 感染症の検査 2回
- 感染症に関する法制度 3回
- 疫学の基礎 10回
- 感染症の疫学 7回
- 施設内で感染症が確認されたときの対処 2回
【学習の進め方】
初回対面時の学習内容についての確認テスト
↓
Googleクラスルームでのオンデマンド受講と(ア)~(ク)の項目毎に確認小テスト
の実施
最終対面での実施内容
【到達目標】今までの学習内容を活用し、チームで協力して事例を用いた感染症対策を
立案・実施できる。
【教育目標】
1.感染症の集団発生をどのように把握するのか説明できる。
2.感染症の集団発生時にどのタイミングで対策を始めるのか説明できる。
3.感染症集団発生時に情報の収集、伝達、共有の方法について具体的に実践できる。
4.感染症集団発生時の対応について他職員に適切に伝達できる。
5.感染症集団発生時の対応の流れについて説明できる。
6.チームで協力し、微生物、検査、法制度、感染症の疫学を応用して実際の感染事例
で適切な予防策の立案ができる。
7.自施設で微生物の温床になりやすい箇所について根拠をもって指摘できる。
【実施スケジュール】
9:00 受付開始
9:30~11:30 内容説明とグループワーク
13:00~15:00 培養結果観察
15:10~16:00 自施設での実践に関する説明、質疑応答、アンケート等
【グループワーク事例】感染症が確認された際の一連の対応について実施できる内容
自施設での実践
【到達目標】これまでの内容を総括し、自施設に適した感染制御の実践ができる。
【教育目標】
1.自施設に必要な感染制御について立案し提案できる。
2.他職種と連携して感染制御活動が実践できる。
3.他職種と連携し、施設内感染が発生(疑いも含む)した場合、感染拡大を防ぐ行動がとれる。
【実施スケジュール】概ね2か月程度
①自施設の問題点をピックアップ
②実践内容の決定
③実践計画立案
④ICNと面談
⑤実践 (定期的に状況確認)
⑥報告とりまとめ
⑦成果発表会
⑧認定証の発行